今回は肩痛についてご紹介したいと思います。 肩の痛みは家事動作や着替えなど多くの日常生活に支障をきたします。当院へみえる前に別なところで付けられた診断名とどのような治療を行ってきたのかを紹介し、当院での肩痛に対してのAKA-Hを用いての治療について説明します。
前院での診断名: 1. 肩関節周囲炎 2. 五十肩 3. 肩凝り 4. 肩腱板断裂 5. 石灰化腱炎 6. 胸郭出口症候群 7. 脳卒中の亜脱臼 8. 肩手症候群 9. 原因不明 10. その他
前院での治療: 1. 物理療法(電気治療、温熱治療など) 2. ブロック注射 3. 投薬(痛み止め、湿布など) 4. リハビリ(筋トレ、体操など) 5. なにもしない 6. その他(病院に行かず鍼、整体など)
肩痛の治療について: 肩関節というと一般的には、上腕骨と肩甲骨との間で形成されている部分を指しますが、肩関節は複数の関節で形成され、複雑な動きをし、人体の中で最も大きな可動域を持っています。実際に体と関節でつながっているのは胸骨と鎖骨(胸鎖関節)だけなのです。
AKA-Hでは肩に問題がある場合でも、最初に治療するのは仙腸関節になります。その後に肋骨と背骨の関節(肋椎関節)、胸骨と鎖骨の関節(胸鎖関節)、肋骨と胸骨の関節(胸肋関節)、背骨同士の関節(椎間関節)などで「関節の遊び」が減少している関節の治療を行います。首や肩、腕、手首など上半身の症状は仙腸関節に加え上記のような関節を治療する場合があります。
「関節の遊び」の異常はレントゲンやCT、MRIなどの画像ではわかりません。明らかな外傷(ぶつけた、転んだなど)なく痛みやしびれなどが出現した場合や外傷後であっても受傷して時間がたっており、医師から説明された治癒期間を過ぎている場合には関節機能障害が起こっている可能性がありますので、一度AKA-Hを受けてみてください。
当院では病名ではなく、患者様の症状を中心に診察、治療を行います。
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