最近、「腰痛の原因は仙腸関節炎である」といった雑誌の記事や論文を見かける事が増えてきました。
AKA-Hで最も重要であるのが、仙腸関節です。 しかしながら、すべてが仙腸関節炎ではなく、AKA-Hの治療の効果・経過によって大きく3つに分けられます。
仙腸関節機能異常: 仙腸関節がズレて引っ掛かっている状態です。症状は寝返り時の腰痛や動作開始時の痛みで、安静にしていると痛くありません(寝違えた時の痛み)。無理な姿勢で物を取ろうとしたときや、電車で手すりにつかまっていて、急ブレーキがかかった時などちょっとした外力で起こしやすくなります。
AKA-Hを実施すると、直後に痛みは消失します。ズレたことによる軽度の炎症があると数日から1週間位重い感じは残ることがありますが、1〜2回の治療で治癒します。
単純性仙腸関節炎: 仙腸関節の炎症が原因で動きが悪くなり引っ掛かっている状態です。症状は動作時の鋭い痛みと安静時の重い痛みがあります。ある日突然痛みだしたり、上記の仙腸関節機能異常を放置しておいて、痛みが増強したりすることが多いようです。
AKA-Hを実施すると引っ掛かりはなくなるので動作は少し楽になるのですが、炎症があるため、また関節が引っ掛かってしまうので、2〜4週間に1回程度の治療を行うと、1〜2か月ほどで炎症が治まり、3カ月位の間で治癒します。
仙腸関節炎特殊型: 仙腸関節のズレと炎症に加え、「関節の遊び」が狭くなっている状態です。症状は動作時の痛み、安静時の痛みが長時間持続したり、痛みが広範囲であったり、自律神経症状があったりと様々です。
AKA-Hを実施すると3カ月位の間に症状は軽減し、生活は楽になりますが、「関節の遊び」が狭いために月1回程度の継続治療が必要になります。
動作時に痛みがあるということは関節に問題があることは間違いないです。また、痛みの場所が変わったり、広がったりするのも特徴です。
気になる方はいつでもお問い合わせください。
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