|
今回は脊柱管狭窄症の診断の治療経験を紹介します。
私が理学療法士になった頃には非常に少ない疾患であったのですが(当時は椎間板ヘルニアが多かった)、なぜかここ7〜8年で急に増加し、よく耳にします。当院に来院する腰痛の患者のほとんどが整形外科でこの脊柱管狭窄症の診断で内服などの治療でよくならず、来院する方が多いです。
60代男性で近医で脊柱管狭窄症と診断され、内服をしたが良くならず、当院に来院し、治療しました。仙腸関節の「遊び」が狭く、炎症もあったため、初回の治療ではわずかに痛みが軽減しただけでした。しかし、2週間に1回の頻度で継続し、2か月ほど経過した時には足の裏のしびれがわずかにあるだけで、軽快に歩いて来院されました。
結局は脊柱管狭窄症ではなく、単純性仙腸関節炎だったのです。症状はその後消失しましたが本人が再発を心配し、月1回のフォローをしていましたが、3カ月ほどして本人も自信がつき、治療終了となりました。
|