REHAB TSUCHIDA REHABILITATION CLINIC

AKA−H治療例

NO.10 脳卒中 その2

今回も脳卒中片麻痺患者の治療経験を報告します。

60代男性
脳出血により左片麻痺がありました。
足の麻痺は軽く、入院して1カ月もしないうちに病棟内は一人で歩いて移動していました。しかし、手の方は肩を20〜30°くらい上げることは出来ましたが、それ以上は無理で、指先はほとんど動きませんでした。

それでも、理学療法・作業療法のおかげで肩は90°を超えるくらい上がるようになり、指もわずかですが、動き出していました。

私は担当がいないときに1〜2週間に1回程度治療させていただいてました。ANTを実施すると指に力が入り、はっきりと動くようになり、本人も驚いていました。

そんなある朝、彼から「昨日、作業療法をやった後から肩が上がらなくなって夜から痛い。ちょっと診て欲しい。」と言われました。

第2肋椎関節(2番目の肋骨と背骨の間の関節)が動きにくくなっていました。AKA-Hにより関節の動きが改善すると、肩は上がるようになり、痛みも改善しました。

半年以上経過した今でも週1回の外来リハを行っており、手の機能は徐々に回復してきています。

今回の症例から
脳卒中の麻痺側の手や肩が痛くなることはよくあり、肩手症候群や亜脱臼が原因といわれています。しかし、臨床経験から脳卒中発症初期からの治療次第で手や肩の痛みの出現、麻痺の回復の度合いは大きく変わると考えています。

何もしないのも良くないことですが、麻痺している手や足を硬くならないようにたくさん動かしたり、無理に使わせたりと、やり過ぎ(過用)や間違ったやり方(誤用)で、関節機能障害を引き起こし、痛みや関節拘縮、麻痺の遅延を引き起こしてしまいます。

今回の症例も作業療法の時の過用か誤用によって、第2肋椎関節の機能異常が引き起こされ、痛みが出たと思われます。

適切な時期に適切な治療を行えば、痛みの軽減や関節拘縮の予防、麻痺の回復などは図れる可能性があるのですが、現在の脳卒中のリハビリテーションは「とにかく生活が出来るようにたくさん動かす」というのが主流で、過用や誤用、麻痺の回復については軽視され、専門性が失われているように思います。

担当:池谷 和弘(理学療法士)

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