REHAB TSUCHIDA REHABILITATION CLINIC

AKA−H治療例

NO.14 重症筋無力症

今回は重症筋無力症のAKA-Hの治療経験について報告します。

70代の男性
2003年より力が入らないと感じ、大学病院受診し、重症筋無力症と診断される。2006年治療目的にて胸腺摘出術を実施。その手術後より歩行時に胸(術創部)の痛みあり、ペインクリニックでブロック注射など行うが改善せず、AKA-Hを勉強してきたペインクリニック医師が実施したところ、少し効果があったとのことで、当院に紹介されました。

初診時の筋力は何とか体を支える程度しかなく、立ったり、歩いたりするのもやっとで、足で踏ん張るたびに胸に痛みが走っていました。また、握力は両側10kg以下でした。AKA-H(仙腸関節だけ)実施したところ、歩行時の痛みはなくなり、立つのもスムーズになり、足の踏ん張る力も出てきました。握力はなんと両側20kgを超えました。

次に来院した時には歩き方や、胸の痛みは元に戻ってしまいました。本人からは1日だけよかったとのことでした。再度実施したところ、前回同様に症状は改善しました。
再び2週間後に来院したときには、握力は20kgをキープし、歩きも比較的しっかりしていました。

しかし、胸の痛みは再発していました。本人によると今回は治療後症状が出ることはなく、調子よく経過していたそうですが、10日目くらいに気温の変化で体調を崩してから症状が出現したとのことです。今回もAKA-H実施すると症状は消失し、歩きも軽やかに帰りました。

現在は2週間に1回の頻度で経過観察中ですが、いずれ月1回程度の治療で可能であると思われます。
尚、神経内科では筋力の改善の程度から重症筋無力症に対しての薬を減らしているそうです。

今回の症例から
・神経からの病気であっても仙腸関節由来の症状がかぶっていることがある。
・仙腸関節由来の症状がAKA-Hで改善することで本来の病態像がみえてくるため、神経難病などの症例にはより良い治療効果が得られる可能性がある。

追記:
AKA-Hは痛みの治療法として注目されていますが、本来は運動療法の一部として開発された治療技術であり、理学療法には必須の技術と考えます。

当院では運動療法の技術としての研究報告、症例報告などを国内外に行い、治療法をより多くの方に理解していただけるようにしたいと考えています。
他にもパーキンソン病、脊髄小脳変性症の方などが痛み以外の症状で来院されています。

担当:池谷 和弘(理学療法士)

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当院について

平成29年8月の休診日

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毎週水曜日は休診です

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