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コラム(院長の雑学)


認知症は連れられて…

昔、虎の門病院の脳ドックの担当を4年くらいしていました。当初、MRI(核磁気共鳴画像診断)と脳動脈を見るMRAのみで始まりました。画像ばかり診て診断する毎日にふと疑問を感じて、認知機能の評価を追加しようと上司に提案をしました。すぐに了解され、テスト一式を任されました。

当時は、長谷川式簡易痴呆スケールやよく似たアメリカで開発されたMMSEが他の医療機関で採用されていました。年齢を聞いたり、場所と時間の確認をしたり、ごく簡単な計算をお願いしたりするのですが、脳ドックを受けてみようとする人は現役のサラリーマン・官僚の方・自営業の方・主婦の方々で、この質問は失礼な内容でした。

少なくとも自分で日時も場所も間違えずにきている人に聞ける質問ではなく、50人位の方々に検査を終えた時の平均値が30点満点中29点くらいでした。判定は全員正常です。

何を求めて脳ドックに来られているかというと、今の自分は今のままの生活をしていてもいいのだろうか?認知症になる可能性はないのか?というのが、殆どの方の動機でした。画像だけではなく、機能も診てほしいと思っておられます。
ちょっとした自分の不祥事(というほどでもない出来事)が気になっているのです。

顔の輪郭や趣味や個性も判っているのに…咄嗟にその人の名前が出てこない。
物の置き忘れで困ったことがある。
酔って記憶のない時間がある。…

このことが自分の人生の中でとっても重要なことのように思えてならないが、誰にも相談できずに困っていて、こっそり脳ドックという洒落た検査をすることで外聞も成り立つし…。ドックを担当する方も受診される方のプライドも損ねない検査を考えないといけないと思い至りました。しかも20分くらいの時間でできるように当時のいくつかの検査を組み合わせました。

そのテストの内容はここでは割愛しますが、自分から心配で相談に来る方に心配はないと思います。煩雑な受診の手続きが出来て、日時場所も間違えず、検査中混乱もなく終えている人は、内科的管理すら注意することのない人が多いようです。また、かなり不安が強くていらっしゃる方も多く、不安神経症などの診断をつけた方もいました。

一方、脳神経外科とリハビリテーションを標榜している一般外来では、御家族が心配して連れてこられる方に認知症の症状を結構認める方がおられました。

自分も家族も認知症の心配がある場合は年相応であり、自分が不安でならない方で家族から見ると本人が言うほどの問題がないという場合はうつ傾向・不安神経症のことが多い。

認知症の方は、家族に連れられてきて本人が認めないケースがほとんどです。

 

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