NO.16 国際会議に参加して
10月12日—16日まで、国際会議に出席するために休ませていただきました。徒手療法を医師の手で行っている世界の医師達の集いです。徒手療法とは、今リハブでさせて頂いている関節運動学的アプローチ‐博田法も入りますが、英語でManual medicine になります。医師の手で行うことにより、医学的判断の下に他科との連携も取りつつ、最小の介入で腰痛などを改善させようという医学の確立を目指しています。アメリカが中心で行っているオステオパチィ、ドイツ・チェコの伝統的徒手療法、イスラエルや香港、オーストラリアなどが展開している関節の中に注射をすることも治療の中に導入しているMusculoskeltal medicineというジャンルで纏めたいと考えているところがある。 どの国も簡単に画像診断できる環境にはなく、診察を十分に行って治療を行っているようですが、それでも医師が手ずから治療することが不十分だそうです。一方、日本の医療保険下では、診察もそこそこに画像に走る医師が多く、手術をちらつかせているだけで親身になって心配してくれる医師は少ないようです。確たる技術論もない電気・光線・ウォーターベッドなどリハビリテーションと言えるかどうかを、小額の費用で提供しています。世界中で否定された牽引をまだやっているところもある始末です。徒手療法は、マッサージ・整体などに暗黙に依存させています。 各国の人と話していて、日本の医療の無駄を痛切に感じました。 襟を正して医療を行うべきだと感じました。 リハブの精神でもあることですが、患者さんの症状・診察上の所見に謙虚になること、出来る事と無理な事を明確にして治療を行うことが必要であり、曖昧な説明は避けることの大切さを展開するしかないと思います。
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令和1年12月の休診日
1日、4日、8日、11日
15日、18日、22日
25日、29日、30日、31日
水曜、日曜、祝祭日は休診です
令和2年1月の休診日
1日、2日、3日、5日
8日、12日、13日、15日
19日、22日、26日、29日
東京都目黒区下目黒6丁目14-17
月・火・木・金・土曜日午前 9:00〜12:30午後 2:00〜6:00※水曜・日曜・祝祭日休診※診療時間は目安です。