REHAB TSUCHIDA REHABILITATION CLINIC

コラム(院長の雑学)

NO.17 副作用の話 その2

ハルシオンの話


不眠症を訴える方は、高齢化に伴い、また日本の先行きが不透明になればなるほど増え続けていると思えます。自殺者が平成10年以来3万人を超えている時代です。悩み多き日々を続けて行けなくなってしまったのかもしれません。中でも不眠は困った状態です。

多くの医師は不眠治療の最初に、短時間で睡眠誘導できる薬剤を処方します。それでだめなら、もう1剤か2剤試して専門家を紹介するでしょう。その最初に良く処方されるものに、ハルシオン(トリアゾラム)があります。

睡眠薬には、ベンゾジアゼピン系(BZD)とその仲間、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗ヒスタミン薬などがあります。中でも催眠作用が強く、入眠困難場合は体の中から早く抜けていくと言われているBZDが使用されています。その代表格が、ハルシオンです。

注意書きには、依存性が出やすく、離脱症状(痙攣発作・せん妄・幻覚など)、健忘が出やすく、リバウンドで焦燥感が出たりすることもあると書いてあります。実際、凄く切れ味のよい薬剤です。確かお酒と一緒に飲むと、直ぐに眠れると常用されている方がいるのも事実です。(かなり朦朧とするそうです)しかし、その危険性ゆえに欧州では市場から外されていることが、Current Medical Diagnosis & Treatment 2011 pp1033には書いてあります。(前述の文章と同様です)

 Triazoram has achieved popularity as a hypnotic drug because of its very short duration of action. However, because it has been associated with dependency, transient psychotic reactions, anterograde amnesia, and rebound anxiety, it has been removed from the market in several European countries. If used, it must be prescribed only for short periods of time.

10年近く前のこの教科書にも同様の記載があったと記憶していまして、その文章を見てから、ハルシオンは処方できなくなりました。代わって、マイスリーやアモバンというBZDではないタイプの眠剤を処方しています。こちらは、依存性がないようです。

また最近の薬では、睡眠の深度を深めると言われているメラトニンの脳内濃度をロゼレムも使っています。


廃人にならないように配慮しなければいけません。

 

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