REHAB TSUCHIDA REHABILITATION CLINIC

コラム(院長の雑学)

NO.3 便秘対策は、甘味料で・・・

高齢者だけでなく、便秘で悩んでいる方は多いと思います。外科医の頃は、下剤や浣腸を使えばいいんだと思い込んでいました。腸を刺激すれば、腸の動きで排便できるし、便を軟らかくする薬を飲むだけでいいんだと…。

外科医二年目のある日、便秘で手術となった方がいました。その人は、月に一回くらいしか便通がなく、しかもかなりの硬便で苦しい思いをされていた三十代の男性がいらっしゃいました。内科医で漢方薬や緩下剤をかなり大量に使用していても改善しない状況の中で、腹痛を伴うほどの便秘になってしまい、止む無く緊急開腹術となしました。

大腸を丹念にもみほぐしていき、肛門から摘便を一時間くらいしました。手術室の雰囲気からかけ離れた状況でした。「便秘にはなりたくないなあ!」とつくづく思ったものです。

それから10年くらいし就職した鶴巻温泉病院で大変多くの便秘の方に遭遇しました。下剤の長期連用という状況を見て、内科の教科書を紐解き始めました。アメリカで内科専門医・老年科医師の常識を教わりまして、自分の考え方を整理して、病棟回診の時に実行し始めました。

日本では理解されていないソルビトールという甘味料を中心にした管理を実践したところ、便秘を主訴としていた人の8割方が解決し、看護介護の力でコントロールが出来るようになりました。

ソルビトールに加えて大腸刺激剤をうまく使用することにより、浣腸することはほとんどなくなった。ただソルビトールが日本では劇薬扱いという時代錯誤な状態はあきれるほどでした。未だに腸管破裂の危険性がある劇薬扱いなのにはあきれるばかりです。

グミやチューインガム、ダイエット食品の中に含まれているのに医薬品扱いになるとこんな状態です。おまけに、欧米の教科書にはファーストチョイスになっているのに、診療報酬上の査定では、4か月連続認められなかったのは、つい5年前です。

毎回、不服申請のたびにアメリカの教科書の原文をコピーして提出して、ようやく査定されて報酬を認められるようになりました。

 食物繊維+浸透圧の高いソルビトールやラクチュロース+マグネシウム製剤(腎機能障害時は避ける)、そして大腸を刺激するタイプの薬という手順が腸を大事にできる便秘対策です。

 

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